ユネスコ無形文化遺産「風流踊」
近江のケンケト祭り長刀振り








近江のケンケト祭り長刀振りとは
近江のケンケト祭り長刀振りは、滋賀県南東部で行われる祭礼の総称です。
室町時代末期、京の都で祇園祭の山鉾の露払いや囃子が風流の芸能として大流行しました。その流れを汲み、きらびやかな衣装や持ち物に趣向を凝らして、笛や太鼓などで囃したてにぎやかに踊ることにより厄災を払い、安寧な暮らしを願います。この祭りは、「風流踊」の伝統を今に伝える貴重なもので、現在も地域の人びとを結ぶ大切な絆となっています。
“Kenketo Festival Naginata Swinging of Omi Province” represents collectively the religious festivals held in southeastern Shiga Prefecture. (Naginata: Japanese-style spear)
In the late “Muromachi period” the two features of the “Gion Festival” in Kyoto, musical accompaniments and a giant evil-spirit-exorcising float, became very much popular as things of “Furyu". (Furyu: to be luxurious, eye-catching and elaborate in design that can impress people) Following the tradition of Furyu, in “Kenketo Festival Naginata Swinging of Omi Province”, people elaborate on glittering costumes and stuff to carry, dance lively to the music by flutes and drums and also engage in “Naginata Swinging” performance. Doing those, people in several Lake Biwa southern areas of Omi province try to ward off misfortunes and sincerely wish, together, for the peaceful lives in their areas.
“Kenketo Festival Naginata Swinging of Omi Province” has been not only very precious for passing down the tradition of actings of Furyu “Furyu Dance” to now, but it has also been very important for connecting people of local communities as a bond.

近江の春を囃す ケンケト祭り・長刀振り
下の動画では、近江のケンケト祭り長刀振り連合保存会の伊藤五作会長にインタビューし、この祭りを次の世代へと引き継いでいくことの想いを語っています。

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守山市幸津川町の下新川神社で執り行われる祭礼は「鮓切り祭」の名で地域に親しまれ、5月5日の本祭では滋賀県の郷土料理である鮒寿司を使った包丁式に続いてケンケト踊りとして、雄雌の獅子の求愛を表現し、子孫繁栄や五穀豊穣を願い、ささらや笛の音の音頭に合わせて踊る歓鼓の舞いと長刀振りが行われ、神輿とともに町内を華やかに練り歩きます。
・日時: 毎年5月4日、5日
・開催地: 滋賀県守山市幸津川町1356
JR守山駅より近江鉄道バス「下新川神社」
(バス停)下車すぐ

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守山市杉江町、小津神社のケンケト踊りは、小津、玉津の両地域11町が8年に1回の輪番制で踊り披露します。約1450年前、欽明天皇のころに琵琶湖のはんらんにより湖中へ流失した神霊を迎えた際、氏子らが踊りを奉納したのが、このまつりの始まりと伝えられています。踊り手が掛け声とともに長刀を左右に振り回しながらの行列や、長刀を上空へ放り上げたり、体を回転させる妙技と田楽踊りを披露します
・日時: 毎年5月5日
・開催地: 滋賀県守山市杉江町495
JR守山駅より近江鉄道バス「杉江」
(バス停)下車徒歩3分

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甲賀町岩室、土山町前野・徳原に伝わる瀧樹神社のケンケト踊りでは、孔雀や山鳥などの羽根で作ったシャガマを被った踊り子の子ども達が、神社や地域の各所で囃子に合わせて踊りを披露します。ハナバイ(花奪い)も、このお祭りの特色で、神幸行列で地域を巡り、神社にやって来たハナガサを、参拝者が倒して、赤い造花などの飾りを奪い合います。取った花を家に持ち帰ると、災難を逃れられると伝えられています。
・日時: 毎年5月3日
・開催地: 滋賀県甲賀市土山町前野155
JR貴生川駅よりあいくるバス「東前野」
(バス停)下車徒歩5分

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竜王町山之上の杉之木神社と東近江市宮川町の八坂神社では、両区合同でケンケト祭りが行われます。サギを模したイナブロを掲げて杉之木神社へ渡り、揃いの色鮮やかな衣装を身にまとい、太鼓と鉦を打ち鳴らしながら、長刀踊りを奉納します。この間サギを倒し、サギにつけられた五色の短冊(イナブロ)を持ち帰ると厄除けになるとされています。杉之木神社では、拝殿前で小踊り・大踊りの後、最後に、長刀の仕舞振が披露され、長刀を高く投げたり、両手で持って飛び越えたりと、自慢の技を目にすることができます。
・日時: 毎年5月3日
・開催地: 滋賀県蒲生郡竜王町山之上3560
JR近江八幡駅より近江鉄道バス「山之上」
(バス停)下車徒歩10分
開催場所
近江のケンケト祭り長刀振りは滋賀県守山市、甲賀市、東近江市、竜王町で行われる祭礼です。

瀧樹神社
杉之木神社、八坂神社
下新川神社
小津神社
近江のケンケト祭り長刀振りの見どころ
近江のケンケト祭り長刀振りの魅力についてご紹介します。
⚫︎ 長刀を上空へ放り上げたり、体を回転させる曲芸のような妙技の披露は、お祭りの中でも大変盛り上がるポイントです。
⚫︎ 神社ごとに行列での色鮮やかな衣装や内容も異なりますので、見比べてみるのもおすすめです。

神社でのハナバイ(花奪い)の様子(甲賀市 瀧樹神社)

長刀を使って、自慢の技を披露する(守山市 小津神社)

お問い合わせ
近江のケンケト祭り長刀振り連合保存会事務局
(滋賀県守山市文化財保護課内)
077-582-1156